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[エネルギー] [再生可能エネルギー] カーボンニュートラル達成のための韓国の再生可能エネルギー政策
作成日
2022.07.06
ヒット
510
カーボンニュートラル達成のための韓国の再生可能エネルギー政策

カーボンニュートラルの中心である再生可能エネルギー

現在、世界は地球温暖化の影響で類例のない豪雨、大雪など異常気象に伴う気候変動に直面しており、このような気候危機を解決するためにエネルギー部門の温室効果ガス排出量を最大限削減し、残余排出量は森林管理などで吸収する、いわゆる「カーボンニュートラル」が気候変動の対策として浮上している。

気候変動の深刻さに対する認識の拡大によって、再生可能エネルギーがカーボンニュートラルの実現のための重点対策となり、国際エネルギー機関(IEA)は2020年12%にとどまっている再生可能エネルギーの割合が2050年までにカーボンニュートラルのために67%まで大きく拡大するという見通しとともに、未来エネルギーシステムの構築に再生可能エネルギーが最も重要な役割を果たすと分析した。

カーボンニュートラル実現のための大韓民国政府の対応策

カーボンニュートラルへの世界的な関心が高まり、韓国政府も2050年までにカーボンニュートラル実現のための「2050カーボンニュートラル宣言(2020年12月)」を発表し、カーボンニュートラル達成のための体系的な準備のために「2050カーボンニュートラル推進戦略(関係省庁合同、2020)」策定を皮切りに「第9次電力需給基本計画(産業通商資源部、2020)」、「第5次新・再生可能エネルギー基本計画(産業通商資源部、2020)」など各種の国家基本計画を策定した。

低炭素経済-社会への参入を目指す「第5次新・再生可能エネルギー基本計画」は、再生可能エネルギーが主力エネルギー源に飛躍できる生態系づくりのため、2034年までに84.4GW規模の新・再生可能エネルギー設備を普及する計画であり、同計画は長期的な設備普及を通じて国の発電量の25.8%を新・再生可能エネルギーで確保することを最終目標としている。

従って、普及・市場・需要・産業・インフラの5大分野における革新推進戦略を基盤に関連産業分野の潜在力向上を通じ、2050カーボンニュートラル達成のための様々な限界*を乗り越えるものと見込まれる。
* 風力普及の拡大、水溶性・安全性の向上、REC市場変動性による収益性の低下、中長期系統の安定性の強化等
第5次新再生可能エネルギー基本計画の5大推進戦略(’20.12月)
Microsoft Korea
[参考] 新政権5大政策
Microsoft Korea

再生可能エネルギー産業の動向と技術水準

世界的なカーボンニュートラルの流れで再生可能エネルギー市場が拡大される状況を受け、太陽光・風力発電は規模の経済と技術革新を踏み台に均等化発電原価(LCOE)が急減しており、2021年2月25.2%という最高効率記録を更新する新たなペロブスカイト太陽電池素材開発成功を皮切りに30%以上の効率を目指すタンデム太陽電池技術開発の先頭に立っている。

中国の太陽光発電設備の低価格戦略が激しい状況であるものの、高効率を基にした先端太陽光市場で中国と競争する国は大韓民国が唯一であるほど優秀な技術力を保有しており、洋上風力分野でもタワーや下部構造分野の優秀な技術水準を土台にタービンなど重要部品の技術水準強化のための持続的な研究と開発を続く予定だ。
重点科学技術別の主要国の技術水準
중점 과학기술별 주요국 기술수준
区分 韓国 中国 日本 EU 米国
水準(%) 格差(年) 水準(%) 格差(年) 水準(%) 格差(年) 水準(%) 格差(年) 水準(%) 格差(年)
高効率太陽電池技術 90.0 1.0 87.5 1.8 97.5 0.3 100.0 0.0 93.0 0.5
風力発電技術 75.0 5.0 80.0 3.3 76.5 4.0 100.0 0.0 90.0 1.0
※ 出所:2020年度技術水準評価結果(案)、科学技術情報通信部(2021)

カーボンニュートラル時代における企業の生存戦略 ‘RE100キャンペーン’

主要国のカーボンニュートラル宣言とEU・米国の国境炭素税導入にともなう環境規制強化により企業経営システムにESG経営を反映するなど企業のグローバル経営環境が急変している。

国際機構であるCDP委員会主導で推進中のグローバルRE100(Renewable Electricity 100%)キャンペーンは、企業の電力使用量の100%を再生可能エネルギーとして使用する自発的なキャンペーンであるものの、グローバルRE100企業の再生可能エネルギー使用目標達成のためにサプライチェーン企業にも再生可能エネルギー使用を求める状況で、SKハイニックス、サムスンSDI、LG化学などの韓国企業に対するグローバル企業の再生可能エネルギー使用要求も次第に増加している状況だ。これは貿易依存度の高い産業部門の特性上、既にグローバルRE100への移行は選択事項ではなく必須生存戦略になり、長期的にグローバルRE100キャンペーン参加が避けられない状況に直面していると見られる。

韓国型RE100制度の現在と未来

年間電力消費量が100GWh以上の企業を参加対象とするグローバルRE100キャンペーンは、2022年5月時点で369社以上のグローバル企業がキャンペーンに自発的に参加しており、参加企業数は毎年持続的に増加している。これに対し、韓国政府も世界的なRE100拡大に対応して2019年から産業通商資源部主導で韓国型RE100制度を施行しており、緑色プレミアム、REC購買、第三者PPA、自家発電など新・再生可能エネルギーの調達方法を通じ、韓国企業の韓国型RE100履行を促し、追加的に直接PPAを通じた再生可能エネルギー供給拡大方案の導入のために関連機関と関連法令の改正などを議論中だ。

しかし、韓国政府のこのような努力にもかかわらず、まだRE100履行のための電力市場構造改編などの制度的な準備が不十分な状況を受け、韓国型RE100を拡大するため、韓国のRE100拡大における問題を解決するための買う以前策を講じる予定だ。

短期的には、韓国型RE100履行にともなう韓国企業の負担軽減と参加拡大のためのインセンティブを提供する計画であり、中長期的には制度履行モデルの多様化のための韓国型RE100産業団地、韓国型RE100認証制度(ラベリング)導入などを通じ、韓国型RE100拡大と共に制度活性化のための事業モデル確保方案が持続的に議論されるものと予想される。

イ・スンヒョン(shyun003@energy.or.kr)
韓国エネルギー公団新再生可能エネルギー政策室

<本稿の内容は、筆者の個人的見解であり、必ずしもKOTRAの見解ではありません。>

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