産業フォーカス
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韓国の航空宇宙分野政策の現況
航空政策
4大戦略及び12大推進課題 | 1. (インフラ)産業危機の克服に向けた支援インフラの強化
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2. (既存空港)市場競争力の強化及び部品産業の高度化
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3. (未来航空)UAM/AAM生態系の造成及び産業融合の促進
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4. (R&D)航空先進技術の開発による産業高度化への貢献
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宇宙政策
韓国の航空宇宙分野産業の現況
宇宙産業も同じく新型コロナウイルスの煽りを受けて、2020年には15%のマイナス成長となったが、2022年には前年比15%成長して約3兆ウォン規模に回復した。衛星、ロケットなどの宇宙機器製作分野の売上高は2022年6.4千億ウォン水準に前年比約3.3%下落した反面、衛星活用分野の売上高は2022年基準で2.3兆ウォン水準へと前年比21.1%成長した。そのうち、上位5社の売上高は約1.5兆ウォンで、売上高全体の51.5%を占めた。特に衛星放送通信分野が最も高い割合(71.4%)を占めており、衛星通信アンテナの売上が最も大きく増加している。
区分 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | |
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航空 | 売上高 | 4,984.6 | 5,799.6 | 4,785.9 | 4,737.5 | 6,341.0 |
成長率 | - | 16% | -17% | -1% | 34% | |
宇宙 | 売上高 | 3,291 | 3,261 | 2,782 | 2,570 | 2,952 |
成長率 | - | -1% | -15% | -8% | 15% |
区分 | 分野 | 2020 | 2021 | 2022 |
---|---|---|---|---|
航空 | 研究開発 | 270.9 | 276.9 | 322.9 |
施設/装置 | 178.8 | 135.1 | 130.3 | |
土地/建物 | 142.0 | 57.9 | 58.5 | |
その他 | 27.3 | 21.7 | 19.1 | |
小計 | 619.0 | 491.5 | 530.8 | |
宇宙 | 研究開発 | 134.8 | 150.5 | 168.1 |
施設/装置 | 80.2 | 54.6 | 138.9 | |
教育訓練 | 2.5 | 0.7 | 1.3 | |
その他 | - | - | - | |
小計 | 217.5 | 205.8 | 308.2 | |
総計 | 836.5 | 697.4 | 839.0 |
航空宇宙研究開発の主要現況
宇宙分野においては、政府出捐研究所である韓国航空宇宙研究院がヌリ号の打ち上げに成功し、世界で7番目に独自的な宇宙輸送能力を確保することになった。そこで政府は、3回目の打ち上げに民間企業を「体系総合企業」として打ち上げ準備と打ち上げ運用に一部参加させる予定だ。また、次世代ロケットの場合、韓国航空宇宙研究院と民間企業が開発に参加する予定である。政府は民間主導の小型ロケット産業を育成するために、「小型発射体(ロケット)開発力量支援事業」に着手し、民間企業の打ち上げ力量の確保に向けて支援している。最近、民間企業であるイノスペースが‘23年3月に打ち上げ実験に成功し、商業打ち上げサービスにもう一歩近づくことになった。
また、政府は宇宙航空庁という宇宙航空専門部処を設置する手続きを行っている。このように、現政府の大きな関心と産・学・研組織の積極的な参加に後押しされ航空宇宙生態系が活発に構築されている。これを受けて大韓民国の航空宇宙分野の成長とともに様々な機会が生み出されることが期待される。
パク・ジュヌ先任研究員(park2445@kari.re.kr)
韓国航空宇宙研究院
<本稿の内容は、筆者の個人的見解であり、必ずしもKOTRAの見解ではありません。>